ジャカルタ生活ブログです

インドネシアで仕事をしています。八年目です。妻はインドネシア人。適当に書いてます。2013年からやっているブログです。

インドネシアでSlack導入の難しさ

アナログ現場にSlack導入の体験談を読みました。
私もインドネシアの職場ですSlack導入を試みようとして、
導入以前に導入提案することすら辞めた経験があります。

既存はWhats upグループ
私の職場ではWhatsupグループを使っていました。
いや、Slack導入は出来ていないため、今も使っています。
部署毎やプロジェクト毎にWhatsupグループを作り、
なんでもかんでもアップ。

欠点はフロー的であること。
構成員が同じ場合にプロジェクト毎にグループを作ると冗長になる。
かといってプロジェクト毎に分けないでいると流れてしまう。
重要なポストに関して、誰が何をアクションするのか、
曖昧なまま流れていく。

そしてこれはアプリの欠点ではないのだが、
会社支給の携帯を使っている部署、たとえば営業マンには、
半ば義務的にWhatsupグループを使うことを強制出来るが、
自費での携帯で参加している部署の者もおり、
統一が出来ない。パソコンもひとり一台ではない業種なのでデスクトップ版をスタンダードにすることも出来ない。まぁこれはSlackでも同じことが起きる。

Slackが不便というよりWhatsupを使うことに慣れていて変更が出来ない。
インドネシアではキャリアが提供するプランに、
Whatsupに関してはデータ容量の計算から除外、といったプランが多い。

そのため主に自費携帯の部署の者は、
財布の懐的にもWhatsup以外使うことが出来ない。
電話の折返し、電話の折返しの伝言、
席にいなかったら携帯に連絡する、など、
日本では当たり前のホウレンソウがインドネシアでは難しい。WhatsupグループにするかSlackにするか以前の問題ですね。

普段のホウレンソウが疎かで、
無駄なコミュニケーションから生じるコストに無頓着のため、
Whatsupはフロー的だよね、とか、
スレッド式のポータルあれば楽だよね、とか、
誰も考えない。自分指揮とってなにかやって、
なにか変わる職場でもないので、目をつぶる毎日、てなわけです。

月の数百円の携帯プランくらい会社が全員分出せないのかなぁ‥はぁ