ジャカルタ生活ブログです

インドネシアで仕事をしています。八年目です。妻はインドネシア人。適当に書いてます。2013年からやっているブログです。

チカラン買い取りおばさんもとい買い取りおねぇさん かいとりはなこさんの話

チカラン日本人学校が出来た事で、
チカランに家族帯同の駐在員家庭が増えている。

日本人ファミリーをターゲットにしたサービスもチカランに増えてきた。
レストランしかり、野菜や果物の宅配しかり、
言語学校しかり、不用品買取しかり。

不用品買取はジャカルタで買取りおばさん、というのが有名だ。
一方でチカランでは、日本人を対象にした買取サービスはなかった。少なくともパパイヤに広告を貼るような、日本人をメインターゲットにした買取サービスは無かったように思う。

ところが最近チカランのパパイヤに買取サービスの広告が出現した。
かいとりはなこ(おそらく仮名)さんという方の広告だ。

さっそく好奇心の強い筆者は連絡を取り、
ビジネスカバン、バイクのヘルメット、空気清浄機などを引き取ってもらった。

買取価格は計算式があるようでそれぞれ以下の通りの買取価格だった。

ビジネスカバン
日本で7000円くらいで買ったなんの変哲もないノーブランドかばん。
ショルダーにもなるやつ。
買取り価格は1500円ほど。

バイクのヘルメット
ネットの通販で6000円ほどで購入。
買取り価格は1700円ほど。

空気清浄機
インドネシアの家電量販店で買ったシャープの20000円くらいのやつ。
買取価格は3000円ほど。
空気清浄機は中身は扇風機とフィルターと加湿のためのタンクと小型ポンプなので、ローカルメーカー製でよいのがあるらしい。
そのためシャープだからといって買取価格が高くなるとは限らない。これは不用品を売るときの注意点か。


買取りの計算式までは流石に聞かなかったが、
体感では、
新品価格✕(おおよそ70%)が中古流通価格と仮定し、
その計算結果の3分の1から3分の2ほどで買い取ってくれるイメージだ。

新品が10000円なら中古で7000円くらいで出回るため、
買取り価格は2300円から4600円くらいになる、そんな感じの計算式が透けて見える。

日本の古物買い取りの基準額は中古流通額の15%から20%程度なので、
日本で売るよりは二倍くらいの値段で売れることになる。
しかも電話やメール一本で出張買い取りに来てくれるのだから、
なんとも便利でWin-Winな話。

上記の計算式は、モノ系(家電とか実用品)の話であって、
仮にファッション系だともうちょっと厳しめの査定になることは想像できる。

いずれにしても新参の業者がスッと体系的に実践できる計算式ではないので、日本人向けターゲットでのビジネスこそ駆け出しだが、相当場数を踏んでいるように思えた。

次回もこの人に売りたい、と思えるような方だった。
礼儀も完璧で時間もぴったりに現れて失礼な言動など微塵もなく、
買い取り価格にケチなぞつけてはいけないような雰囲気まであった。それが自然なのか筆者が女の子に甘いだけなのか、
とにかく不用品を売って小金を得るだけなのだが貴重な体験であった。

そんなわけでチカランエリアの不用品買い取りおばさんならぬ買い取りおねぇさんとして、かいとりはなこさんはオススメである。