ジャカルタ生活ブログです

インドネシアで仕事をしています。八年目です。妻はインドネシア人。適当に書いてます。2013年からやっているブログです。

インドネシアからの技能実習生

技能実習生やら研修生やら、
呼び名はいろいろあるが、
最低賃金三万円四万円のインドネシア人を、
日本に連れて行ってフルで働かせて、
寮費だの食費だのを天引きして、
毎月六万円くらい渡して、
三年満了したら天引きしてたうちのいくらかを
ドカッと渡して、
満了してインドネシアに戻れば一軒くらいは家が建つシステムがある。

名目こそ研修、実習、
すなわち先進国日本でしか学べないことを、
業務を通してインドネシア人に伝授すると言う形だが、
実際は最低時給で日本人がやりたがらないことを、
人件費のやすい国出身の方々にやらせている。

日本では賛否両論あるけれど私はこのシステムに反対していない。
人件費の安い国出身だからといって、全員馬鹿ではない。

研修実習なのに単純労働に従事させられた、
一ヶ月フルで働いて手取りは六万円ぽっち。
そんな訴えがそこかしこから聞こえるが、
そんなものは承知の上で大半の方々は日本に渡っている。

インドネシアでは月四万円の職、
たとえば工場の検査の女工など、
十人の枠に五百人千人殺到するレベルで、
普通の庶民の高卒がまともな職につくのが難しい現実がある。
そのため上記の研修システムに、
金を払ってでも日本に行く人も数割いる。
日本で単純作業、そんなの承知の上でである。


単純労働が外国人に取られて、
逆に仕事にあぶれる日本人がいるわけだが、
そうならないために手に職を付けるために、
専門学校に行ったり、なにか若いうちから工夫することを日本人はしていかないと、
人件費のやすい国出身の、
リテラシーの低学歴に負けてしまいます。
どんな形であれ、日本に渡ってくる研修生を、
あえて私は高リテラシーと呼びたい。

何かを犠牲にして天秤にかけてそれなりの覚悟で渡ってきた研修生は高リテラシー、馬鹿ではない。