ジャカルタ生活ブログです

インドネシアで仕事をしています。八年目です。妻はインドネシア人。適当に書いてます。2013年からやっているブログです。

インドネシアのネット通販

インドネシアのネット通販事情を書きます。
2018年12月現在の専門家でもなんでもない人間の感覚値でまとめる話です。
私はインドネシア現地採用で六年間働いています。

インドネシアのネット通販は大きく3つのカテゴリがあります。
まず1つ目がFacebookやWhatsupを介した個人でのやり取り。
2つ目がオンライン通販サイトでショップから買う
3つ目がオンラインフォーマット上で個人間でやりとり。

1つ目から説明します。
FacebookやWhatsupで知り合った個人間での取引です。
基本は先払い。銀行振り込みをして、その証拠のレシート写真を売り手に送ります。
その入金を確認した売り手は梱包や配送など手配します。

リスクが大きいですが、主流です。
・買い手は入金をしたのに売り手が物を送ってこない
・売り手が約束と違うものを送ってきた
・買い手は受け取ったのに受け取ってないふりしてクレームをつける
・買い手が振込の証拠として提示した振込レシートが偽造のものであった。実際には振り込んでいない
などなど。

担保となるのはソーシャルメディア上での権威や立場。
たとえば売り手がこの手の取引を数多くこなしていて評価が高かったり、取引に満足した買い手からのコメントが多かったりなど。
買い手側は住所など個人情報を売り手に渡すことになるため、振込レシートを偽造するような悪徳な買い手は注意喚起情報が出回り市場から締め出しをくらう。

この取引の方法は、何か問題が起こったときに、逆に相手に自分が悪徳だと嘘のでっちあげをくらうときがある。その場合にジャッジできる人がいないのが欠点。
個人間の取引のため、流れがわかる第三者がいないため。

2つ目はオンライン通販サイトでショップで買うパターン。
お金の振込はオンライン通販サイトにする。
物の発送追跡管理はオンライン通販サイトが行う。
買い手からしたら先払いではあるが、
払ったお金はオンライン通販サイトがプールして、
物が到着次第、売り手に入金される。

リスクが最も少ないオンライン通販形態と言える。
代金が一時的にオンライン通販サイトにプールされる以上、個人情報もオンライン通販サイトに保持されるわけで、
そういう意味では個人情報の流出事故、などのリスクはある。
インドネシア在住の日本人にとっては一番敷居の低いインターネット通販といえる。
代表的なサービス名は、LAZADA、Shoppee、Matahari Mallなど。IKEAの家具などは公式が通販サイトを持っているのでそれを利用しよう。


3つ目のオンライン通販の形態は、
オンラインフォーマット上での個人間のやりとり。
日本で言うメルカリがこれにあたる。
メリットは掘り出し物が見つかること。

といっても日本のメルカリが不用品買い取りのマインドの中でやや弱気な価格設定をユーザーがしがちだとすると、
インドネシアの不用品買い取りは基本は強気価格で始まるため面倒くさい。

新品市価3000円のレア物でもなんでもない現行品が、
2200円で売られているイメージだ。
・数百円の重みが日本人とインドネシア人の間で異なること(賃金レベルが違うので、インドネシア人にとっては五百円は大金)
・中古で価格が急落することに慣れていないこと。
自動車の新車が200万円の五年10万キロのものが、150万円で取引される。
新品未開封と使用済美品の価格差が日本と比べて小さい。
買い手からすれば迷惑な話だが、売り手からすると美味しい話。
美品とは言えないナイキのスニーカーが、2000円くらいで売れます。

今日のところは以上