インドネシアの渋滞

インドネシアに住んで六年目。
インドネシアの渋滞にさすがに慣れてきた。
慣れてきたというと語弊がある。
正確にいうと麻痺してきた。

たとえばジャカルタチカンペック高速道の、
チバトゥ29km地点からカラワンバラット48km地点まで。
三十分で御の字、四十五分で想定の範囲内。
一時間で今日は渋滞だなぁ、と感じる。

チバトゥからカラワンバラットなんて、
距離にして19km。
ちなみに新宿から市川まで20kmだ。
日本のパートのおばちゃんのママチャリが時速15km、
そう考えるといかに非効率な時間の使い方を我々在インドネシア日本人はしていることか‥。

パートのおばちゃんがママチャリを全力でこいだほうが、
インドネシアの高速道路より高速で走れる。

ジャカルタチカンペック高速道を魔改造で2階建てにするより、
サイクリングロードを併設して日本のおばちゃんを招き、ママチャリに乗せて、ジャカルタチカンペックを走らせて物を運ばせたほうがはるかに効率がいいことになる。

もちろん重量物は話が異なる。
日本の大阪のおばちゃんがママチャリで運べるのは、
せいぜい50kgまで。
さすがに数トンの荷物は大阪のおばちゃんには運ぶことはできない。

そう考えるとジャカルタチカンペック高速道は2階建てが正解だ。
なんとか早く工事を終わらせてくれ！
私からは以上。