ジャカルタ生活ブログです

インドネシアで仕事をしています。八年目です。妻はインドネシア人。適当に書いてます。2013年からやっているブログです。

インドネシア現地採用の就職

現地採用者向けの投稿です。
駐在員の方はそっと閉じて下さい。

インドネシア現地採用の就職や転職。
ニッチや専門性が求められる職種を除くと、
人手が足りない会社が多いのでほぼ言語力で決まってしまう。
インドネシア語検定やTOEICなど、
巧みに利用して肉付けしたいところ。

日本でインドネシア語学科等で勉強した人は例外だが、
現地採用就職をインドネシアに焦点向けて、
ちょっと勉強してインドネシア語検定E級だけ取りました、
なんていう流れにすると、
必死だな、という評価になるので注意。

インドネシアでの生活を夢見てると思われると人事マシーンマンは、
否定したくなるものだ。
思っていたものと違ったから、という理由で他の国や地域にスライドしたり、
日本に帰ってしまう人を何人も見ている人事に、
夢オシは手榴弾の安全ピンを抜いて渡しているようなもの。
レバーが外れたら爆発するのが手榴弾ですから。


ただ、人事も仕事のため、「こんな甘い考えで面接に来てるのか」という感情以外に、「こういうことが言える人がほしい、なんでこの人はそれが言えないのか」というおせっかいスイッチがある。

そのスイッチを押し押し、「そういう風に物事が言えれば人にわかってもらいやすいんですね、すいません人事の方を困惑してしまって」くらい下手に正直に行こう。

インドネシア現地採用の就職や転職では、
あえて言っちゃいけないことを平気で言うのが正解。
なんか来ちゃいました、よくわからないけど面接に来てます、時間割いてもらうのが本当に申し訳ないくらいっす、くらいの下手に出る。
もうこの場で切腹します、と小さい刀を出してもよいぐらいだ。


面接を終えるとぼぼ100%採用の結果通知が来る。
下手に出たことの結果だ。ただ、下手に出たことで、
十中八九、少ない給料が提示される。

インドネシア現地採用の手取りの相場は月の手取りが年齢jt程度。ただし西ジャワ。東ジャワはマイナス補正数jt、更にバリはマイナス補正がでかい。

バリは業種が観光系によりがちで現地人よりはるかに高い給料の日本人を雇う理由があまりない。
日本人しか出来ない仕事はおもてなしレベルで、
日本人旅行者がバリで日本人的おもてなしをしてもらいたい機会は結婚式くらいしかない、ですよね

西ジャワに話を戻すと、
現地採用手取りの目安は、年齢=月の手取り。25歳なら手取りが25jt。
そこから未経験業種でマイナス補正数jt
言語補正 TOEIC800で+1jt、TOEIC900で+3jt (ただし点数に見合ったレベルで本当に喋れる必要があります)
日本で正社員経験なしだとマイナス補正数jt

月の手取り以外でボーナスが夏イチ、冬イチかニ、
住居光熱費インターネットは当然給料以外で会社負担。

交通面では、ジャカルタ都市部ならバイクタクシー会社精算になりがち。渋滞、一方通行、偶数奇数規制などで、がんじがらめのジャカルタ都市部で車と運転手は付きづらい。

職場が工業団地よりなら、平日は住居から職場までの通退勤のみ運転手と車が付いて、休日は運転手も車も使えないパターンが多い。
滞在歴が長いと車とガソリン支給で自分で運転させてもらえる。自分で運転パターンは休日好きに乗り回しても良い場合もあるので、運転手付かないからと凹むことはない。

以上が相場。相場よりやや下回るくらいでの給料打診があったらチャンス。一旦内定を断ろう。少ない給料で働く人がいると相場を押し下げてしまう。それはインドネシア現地採用者全体を不幸にしてしまう。

交渉の押し引きをしっかりと見極め、最低でも数jt分、月の手取りを上げてもらおう。それで相場程度かMAX値まで給料を戻して就職なり転職完了。

人手が足りないのが事実。
面接で「私は木偶の棒です。ワーワーワー」と、
面接官の声が聞こえないように、両手で耳を塞ぎ続けるスタンスで、適当に何事も受け流していると、
いつの間にかそれなりの給料で職にありつけるのがインドネシアです。

数年後のことは誰にもわかりません。
大抵の人は新人甘やかし期間、定着期間、飽きてきた期間等を、
経るとおおよそ三、四年働いていると思います。

帰国や他国スライドという選択肢がなく、
インドネシアで暮らし続ける意志が仮にあるなら、
その1つ目の現地採用のポジションで、四年間で500万円くらいためておいて、不動産をキャッシュで買うか、
1000万円くらいの不動産を頭金500万円入れて5年ローンくらいで組むかなどすると生活が楽になります。余裕も出てきます。
ただし名義はインドネシア人が都合がいいので、
インドネシア人の配偶者を持っておくこと。

適当に相槌打つ仕事で、
給料を下げて適当に働く選択肢も出てきますし、
更に上のキャリアを目指してもいいでしょう。


まとまりませんが結論。
インドネシア語検定は不用。
TOEICは700以上はとっておく。
現地採用でもなんとかなる。
・面接は自分語りせず、人事を褒めろ
・安すぎる給料で働くことは現地採用界全体を貶める好行為なのでやめよう。
インドネシア現地採用者はインドネシア人の配偶者を持とう
・人手不足で簡単にそれなりの手取り給料が貰えるから、それなりに貯金して不動産を買おう
・仕事は四年で飽きるが、それでも不動産は買えているはず、次の仕事はキャリアアップしてもいいしキャリアダウンでもよい。あまり考えすぎても損しかない
・こんな記事最後まで読んでいる時点であなたは変な人なのですから、人と同じ生活する必要はありません。